私が大好きなシリーズもののホラー小説!
今回は第4弾目ということで、そりゃあSNSで発売を知った時は「よっしゃぁ!!」ってなりましたよね。
そして、相変わらず面白い。
この作者さんのこのシリーズの面白さは、「ホラーだけどミステリーもあって、ミステリーとホラーを一緒に考えないと真相にたどり着けないところ」なんだと思ってる。
がっつりホラーとして描かれてる部分が、実はミステリーだったり(今回でいうなら、25歳で死ぬ蘆野家の娘の呪いが、娘に対する呪いではなくて一族を呪いから救うための生け贄だったりとか)。
ミステリーで片付くのかな? って思ってた部分が、がっつりホラー分野だったり。
この「ミステリーかな? ホラーかな?」とワクワクするのに加えて、呻木のルポも読んでて面白いんですよね……。
呻木さんのルポって、すっごく現実味がありません?
私は本は読むけど民俗学には詳しくない人間なので、呻木さんのルポを読むたびに、「ほへぇ……。すごいなぁー」って思うんですが、虚構と真実の境目が分からない。
今回の話だと、娘が25歳になったら一族が祟られる蘆野家に関するレポって、蘆野家はフィクション(この話における創作要素)だからいいけど、語られる文献や昔の話が何処まで実在しているのかが、分からない。
なんだったら、私から見れば「これ、全部本当に実在するんでは?」レベルの作り込みようなんですよ。
そして、めっちゃ読みやすい。
文献や昔話、人々の体験談、そして物語。いろんなものが詰め込まれているんだけど、どのパートも読みやすいので、読んでいてつっかえる部分がない。
読んでて楽しい、読みやすい、やっぱりこの作者さんの本、大好きなんだよなぁー。
ただ、本当に強いてあげるなら。
今回の話、最後のばらけていた物語が一つに集約するドキドキ感が、1冊目に比べると薄いよな……? って思う。
これは、うん。1冊目の印象が強すぎるっていうのもあるし。
このシリーズ、1冊目は伏線回収がうますぎるし。2冊目はクトゥルフ神話要素と日本の民俗学の組み合わせがめっちゃ良かったし。めっちゃ、好みなんですよ。
なので今回もガチガチに伏線回収してくれるのかなと思っていたら、そこまでじゃなくて、ちょっと物足りないなと思いました。(でも物足りなく感じただけで、内容的にはめっちゃ満足してます! やっぱり、このシリーズは面白い!)
というわけで、「冷蔵庫婆の怪談/大島清昭」の感想でした。
それでは、次の一冊でまた!
花邑がオススメする、次の一冊!
⇒個人的にめっちゃ面白いホラーミステリー小説!ラストまで目が離せません!
⇒今まで読んできたホラー小説の中で一番怖いのはこれかな? と思っている小説です。
⇒今回の「冷蔵庫婆の怪談」が面白かったなら、是非!シリーズ1作目です!

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