一回きちんとエッセイを読んでみたくて、図書館で借りてくる。
この作者さんのことは、うっすらとSNSで存じ上げていて、以前から読みたいなぁーと思ってたわけでして。
エッセイって、どういうものなのだろ。
……というよりも、エッセイに対する感想って、どういうものなんだろ?
読みやすい文章で、読みにくい部分がほとんどなくて。
作者さんのちょっと人前では公にできないような心の内側が描かれていて。
それを読んで、「そっか。そういう風に考えるんだ」とか「あ。そういうことになるんだ?」とか、繊細な人が書いた繊細な文章にそっと触れて、なぞるようなイメージ。
これが小説だったら、否応なく感情がゆれうごいた部分を観察して、描写して、「ここがよかった!」って書くんですけど、エッセイってそういう、創作された物語だからこそ存在できる感情の起伏みたいなのがなくて、いざ感想を書こうとすると戸惑ってしまう。
いっそ感想を書かなくてもいいよね? と考えるんだけど、でもまあ、それは、本を読むと感想を書くまでをセットにしてる私からすると、「……いやいや、だったらなんでこの本を読んだんだ?」ってなるので、それはそれで困る。
世の中には感想を必要としていない(もしくは感想を書かなくてもいい)本も存在していて、そういった本は、多分読み終わった時の達成感を味わえればOKなのだと思う。
もしくは、普通は感想を書かない読書が当たり前で、毎回感想文を書いてる私がちょっとおかしいって話なのかも。
とまあ、そんなことを思いつつ。
この本自体は、身構えずに読める本でした。嫌味とか皮肉ではなくて、強制的に心を動かされる本を読みたくない(けど、本自体は好きだから読みたい)って時に読むといいかもしれない。
というわけで、「虎のたましい人魚の涙/くどうれいん」の感想でした。
それでは、次の一冊でまた!
花邑がオススメする、次の一冊!
今回のエッセイに似ていて、心が強制的に動かされない良い感じの暖かい一冊です。
今回のエッセイと空気感が似てるかな? と思う一冊。「捨てられない人達」の短編小説です。
逆にめっちゃ心を揺れ動かしたいなら、この一冊!


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