19年度のコナン映画「劇場版名探偵コナン 紺青の拳」を見てきました。
レイトショーで見に行ったけど、「人多い!!!」でした。さすがコナン……。
OPも怪盗キッドに合わせてトランプ仕様になってるし、格好いいし……。
見終わった後の感想をざっくりいうと、「久し振りにコナンの映画を見たような気がする!!!」ですね。
やっぱりコナンの映画は面白い!
今回のコナン映画、本当に面白かったです。
正直言うと、去年の安室さんの事があったので「今回のキッド回で人気が落ちたら嫌だな……。結局名探偵コナンってキャラがメインの作品なんでしょって思われたら、嫌だなぁ」と思ってたんですが、そんな事はありませんでした。
むしろ、「あ。これ、コナン映画だ」と思うような映画でした。
ミステリー要素もしっかりはいっているし、キッドメインの怪盗要素も入っているし。今回は新一&蘭や、京極&園子のカップルもいるから恋愛もしっかりはいっているし。
そして最後までのテンポもいい。
いろんな要素がまんべんなくしっかりと組み込まれた映画でした。
普通にとても、めちゃくちゃ面白かった! んです。
最近のコナン映画はどっちかっていうと、「面白かった!」よりも「萌え!」が先に来る展開が多かったんですけど。(去年の降谷さんの零の執行人とか)今回は「萌え!」より「面白かった!」のほうが先に来ますね……。
キッドも格好良かったし、京極さんも格好良かったし……。
どのキャラにもまんべんなく活躍のシーンが用意されていて、「このキャラの不遇が許せない!」という展開がほとんどありませんでした。(あの小五郎のおっちゃんにさえ見せ場があったよ!)
ブログ管理人的には「いや、最近のコナン映画の中で一番面白かったと思うよ! 本当に!」な映画でした。
…………ただシンガポールから苦情が来ないかがとても心配です。
キャラごとの感想
キッドが格好いい!
今回の作品の主役が「キッド」なわけですが。
格好良かったです。
そりゃあもうべらぼうに格好良かったです。
思えばキッドが出てくる作品でも、キッドの視点でお宝を頂戴するシーンが入ってる作品ってほとんどないのでは……?
どっちかといえばコナン視点メインでキッドの視点を交えつつ、がデフォでしたけど、今回はばっちりキッド視点でした。
キッドも意外と苦労してるんだよ! というのが伝わってきますね……。
でもキッドがどんなふうに前準備してどんなふうに侵入して――、というのを映画館で堪能できたのは幸せです。
なのでこれまで以上に変装する回数も多いし、登場してる時間も長いし――そう考えると、キッドが登場する回の「キッドはだれに化けているのか?」を推理する楽しみはないけど、そのかわりキッドの格好よさが存分に堪能できました。
京極さんと園子ちゃんのカップル、素敵です。
今回の映画は「キッド回」なので、京極さんと園子ちゃんがどう絡んでくるか気になっていたんですが。
ストーリーの中に京極さんが必要な理由や、園子ちゃんが重要な役どころになるのがしっくりと当てはまってましたね……。
ストーリー的に強引な展開じゃなくて、「こういう理由があるから京極さんが必要」「こういう理由があるから園子ちゃんがああなる」みたいなロジックがしっかりと出来ていて、終盤でコナンが説明する時に「おお! なるほど!!」という感じがよかったです。
といいますか、園子ちゃん。そうだよ、この子、鈴木財閥の令嬢だよ。
そりゃ人質にとれば物凄い身代金ふんだくれるよ。
冷静に考えると物凄く納得の理由なんですか、園子ちゃんがあまりに普通に生活してるので完全に意識の隅に追いやられてました……。多分普段は「蘭ちゃんがいるから園子ちゃんは大丈夫」っていう感覚なのかもしれない。
そしてふたりがストーリーに関わってくる(関わらざるおえない)からこそのラストなわけで……、いや、園子ちゃんかわいい。
なにげにファインプレーだったのが蘭ちゃんだと思う
そして、個人的に思ってる事。
今回なにげに凄かったのが、蘭ちゃんだと思います。
いやだって「最初から分かってた」ですからね! 分かってて終始あの演技だとしたらすごいですね! あそこで騙されっぱなしだと「おいおい」ってなるからのあの演出だと思うけど、作中の蘭ちゃんの心中が物凄く気になります。
まとめ
というわけで、今回の「劇場版 名探偵コナン 紺青の拳」の感想をまとめると、
- 久し振りに「コナン映画見た!!!」な気持ちになる良作!
- コナンの要素をまんべんなく盛り込んでて面白かった!
- キッド様格好いいよ!!!
ですね。
最近のコナン映画が面白くなかったとかじゃなくて、「今年のコナン映画って昔のコナン映画に戻ったみたい……!」と感激してます。
そして来年は……、そっか、赤井さんか……。
また来年まで頑張って生きようと思います。