なんかたまには毛色の違うミステリー小説が読みたいなぁー。
けど、ホラー小説も読みたいなぁー。
そうだ、霊が実在する設定のミステリー小説を読もう!!!
となって色々と読みあさったので、このページでは「霊が実在する世界線のミステリー小説」を紹介します。
濱地健三郎の霊なる事件簿/有栖川有栖
火村シリーズでお馴染みの有栖川有栖の別シリーズです!
有栖川有栖といえば、本格ミステリーを描く作家さんだし、今回の本もその技術を遺憾なく発揮してますし、その上で“幽霊が実在する”世界観!
とはいっても、警察は一部を除いて幽霊の存在を認知していませんし、幽霊が見える人間はまだまだ肩身が狭い様子。
そんな中で、“事件で殺された被害者の霊が見えるとしたら、どんな感じなのか?”を書いた短編集になります。
そんなに怖くありません(ミステリーが主で、ホラーは風味付けぐらいな感じです)

怪談刑事/青柳碧人
幽霊なんて存在しないと思っている主人公と、娘の婚約者である怪談師が織りなす事件簿。
「これって幽霊の仕業かも?」と囁かれている事件の真相を暴き、この世界に怪奇現象なんてないのだと証明しようとする主人公だったが……?! という、いわゆる「この世には不思議なことなんて何もないんだよ」系オカルトミステリー小説。
とはいいつつラストは……? な展開です。(ネタバレなし紹介ページなので自重)
そんなに怖くありません。(まあ怪奇現象だと思われていた事故の真相を暴いていくのがメインなので)

地羊鬼の孤独/大島清昭
幽霊が認知されている世界の中でも、「幽霊の存在が警察にも認知されている」世界の話。
ミステリー要素が入りつつ、しれっとオカルト要素も入ってきて、作中で起こっている事はミステリーなのかオカルトなのか、どんどん混沌としていき分からなくなっていく。
中盤までのミステリー要素も面白いし、後半にかけての怒濤のオカルトラッシュも見所です!

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