・このページでは視聴した2023年夏アニメの第一話の感想を書いています。
・見た感想をそのまま書いてるので、辛口な場合もあります。ご了承ください。
・梅之個人の感想です。ご参考にどうぞ。
どうも、梅之です。
というわけで、2023年夏アニメ第一話マラソンの14回目です。
今回はAIの遺電子の感想です。
端的に言うと。
めっちゃ、私好みの第一話だった!
沼男とかそういうのが好きな人は見てほしい!
テーマがね、というか雰囲気がね、最高です!!
なんというか。
今季のアニメはどっちかっていうと、派手目なアクションとかあんまり深く考えない系のするっとしたアニメが多い印象だったんですが。
その中においてAIの遺電子の薄暗さが、いい。
あと重たさもいい。
問答無用で色んな事をこっちに突きつけてきて、考えさせてくるようなじっくり感がいい。
逆にいうとこの手の薄暗さが嫌いな人にはしんどい話かもしれないけど。
私はめっちゃ気に入ったんで、これでいいです!おいしい!
そう、この話、薄暗いんですよ。
いや、キービジュアルとかその他諸々の前情報ではまったく気づかなかったぐらいの薄暗さです。
薄暗さが根底に流れていて、目をそらしようもなく絶えず流れてる感じ。
アニメの絵柄が薄暗くなくて淡泊(印象に残りにくい平均的な感じ)で、OPとか始まり方も、そこまで深く心に残る感じがしなくて、シンプルな雰囲気が強い雰囲気なんですけど。
そのシンプルさでじわじわとやってくる薄暗さがいい。
というか最初は絵のシンプルさとかで、「人情ものっていうか、ロボットと人間の友情話みたいなのかな?」って思ってたら、まったくそうじゃなかったし。
むしろ人間が電脳という新しい選択肢を手に入れた事により、「本来ならA地点で終わってしまう命がB地点まで到達できるようになった。でもそれはどういうことなのか?」っていうのを、じっくりことこと丁寧に突きつけてくるのがいい。
絵柄がシンプルだからこそ、テーマの重々しさが余計に伝わってくるのかな。
私はめっちゃ好きだわ。
というか作品の顔とも言える第一話でのテーマが、「一週間前に貴方の記憶をコピーしたバックアップがあります。それを今の貴方にコピーしたら一週間前の貴方に戻ります。では、今の貴方は?」っていうのだから、もうね……めっちゃいいんだ。
この「一週間前の私は今の私とどう違うのか」「一週間前の君は今の君とどう違うのか」っていう、同じ意味合いに聞こえるけど、まったく違うものなんだよ(と私は思うけど思わない人もきっといるはずで、そこのややこしさみたいなもの)っていうのが、いい。
この良さを丁寧に描いてくれてるのもいい。
ひたすら「いい」を繰り返してるんですが、AIの遺電子はテーマが自分にドンピシャするとマジで面白い作品だと思う。
うん、私は多分この作品に選ばれた!!と思います。
第二話が楽しみです。ごちそう様でした。
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