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読書感想小説

【ネタバレ有】楽園の楽園/伊坂幸太郎【初読感想】

この記事は約7分で読めます。

発売前からめっちゃtwitterで話題になっていたので、気になって手に取って見た本。

とにかく、薄い。

ページ数100枚以下なので、薄い。
これまで色んな本を読んできたけど、100ページ以下のハードカバーって読んだことがなかったので、「う、薄いぞ!!」と動揺するぐらいに薄い。
そして中は挿絵と文章なので、100ページにぎっしり文字が詰まっている事もない。

なんというかこれ……、小説、なんだろうか??

小説の定義ってなんだろ。「物語」って事かな。
だとするとこの本は面白いし、随所に伊坂幸太郎さんらしい言い回しと伏線があって、読んでて面白いんですよ。
面白いんだけど、100ページ以下なのですぐに終わりが来る。

美味しいけどすっごく量が少ない飲み物を飲んでいる気分……??

そして値段も1500円とそれなりに高い。
本の価値を価格で計るのはよろしくないかもしれないけど、1500円を出すならもう少しページ数の多い本を買った方が面白いんでは……? と思う。それぐらい薄い本なので、持つと動揺する。

「え。これ絶対に半日で読み終わるじゃん!」と思うレベルで、「この本、ページ数少なすぎない?!」って感覚がなんやかんやで読み終わるまで付きまとってくるから、「あぁ……、やっぱ半日で読めたわ……」って気持ちになる。(実際には2時間で読み終わりましたが)

なんか、色々ともったいない。
この「勿体ない」って感情は、「このテーマであと短編を三つぐらい入れて売った方が面白そうなのにな」っていう感じで、結局のところ私好みの本ではないって事なんだと思う。

いや、話は面白かったんだけど。
テーマも伊坂さんらしいって思うんだけど。
でもなぁー……、読むんだったらもうちょっとページ数欲しいよなぁー。

というわけで、「楽園の楽園/伊坂幸太郎」の感想でした。
小説というよりは、絵本や児童書の類いだと思います。
同じ内容なのに取り扱う分類が変わったら評価が変わるというのもどうかとは思うんだけど、私は「この本は小説なのかな??」って気持ちになって仕方ない。

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