別の本を探していたはずがくまなく書店の本棚を物色している時に偶然見つけて、「え? こ、これ続編出てるの?!」となった一冊。
だ、だっててっきり「折原臨也と、夕焼けを」で終わっていると思ってたんだ。完全にスピンオフで一冊限りのお祭り本だと思ってたんだ。
というわけでまさか続編が登場しているとは知らず、見つけたからには「買う!!」以外の選択肢もなく、ささっと購入して読み終わりました。2日間で。
前の本が難しい言葉や歴史上の事件や登場人物を扱っている本だったこともあって読むのに時間がかかったので、2日間でさくさくっと読めたのはかなりありがたかった。
でも内容が薄いとかじゃなくて、やっぱり成田さんの本は読みやすいんですよね。
キャラの立ち位置とか性格とか行動が愉快で突拍子なくて、読んでて飽きないからすいすい読んで終わってしまう。そして読み終わったら「続きが読みたいなぁ」と次のノベライズを探してしまう、そんな本だと思います。
で、今回の「折原臨也と、喝采を」もデュラララに登場した折原さんの続編なわけですが……、折原さんファン必見、折原さんの破たんした性格をこれでもかというぐらい垣間見れるステキな作品となっています。
人を平等に愛する折原さんだからこその折原さんの世界が素敵です。
最終的に折原さんが楽しめればそれでOKなんでは? という結論付きの話です。
ある意味作中に天敵と呼べる人物がいないからこそ、のびのびととんでもないことをしでかす折原さんを堪能できるのが面白い。
この話の中で一番ストーリーを楽しんでいるのは読者じゃなくて折原さんでは?? というぐらい、折原さんがいつもの調子で楽しんでいます。
そして今回、コラボってわけじゃないんですけど、博多豚骨ラーメンズとの絡みもあったりして、アニメからだけど博多豚骨ラーメンズが気になりだしている身としては、そっちもなかなか見てて面白かったです。またコラボやってくれないかな、楽しみ。
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