【Vivy -Fluorite Eye’s Song-】12話の感想と考察（ネタバレあり）｜綺麗なバッドエンドからの逆転劇！！

Vivy -Fluorite Eye’s Song-　12話の感想

Vivy -Fluorite Eye’s Song-、12話みました！

いやぁー、綺麗なバッドエンドだった！！　
あれって人類が終着するはずだった未来のひとつで、人類の終わりの景色なんだよなぁ。
あそこまでやられると、もう人類は生き残れないだろうし。
かろうじて生き残った（かもしれない）人類も、AIたちに滅ぼされると思うので……、文字通り、最悪の未来。

見事なまでの、最高の、バッドエンドでした！！！

ヴィヴィ以外誰も残らず、誰の希望も叶わず。
ただ人類が滅んでいく終わり。綺麗でした。

ずっとマツモトがいっていた「人類とAIの戦争」も最悪だったけど。
その後に続く、「もはや戦争ではなく虐殺」となった12話の、血なまぐさい展開も最高ですな……。

圧倒的絶望感。
もうAIに人類が勝てるわけないよ……、から来る、そのAIの暴走（暴走というのもおかしな話なんですけど。だって、暴走じゃなくて、アーカイブなりに考えた結果「人類いらなくね？」となったわけで、暴走ではない）を止める方法の提示。

ヴィヴィが歌えばいい。っていう、シンプルで分かりやすくて、絶望的な提示もいい。

【放送まであと12時間】
オリジナルテレビアニメ「Vivy -Fluorite Eye’s Song-」
12話「Refrain -私の使命-」は
TOKYO MX・とちぎテレビ・群馬テレビ・BS11にて本日23:30より放送開始です。
どうぞお楽しみに。https://t.co/d9fHEVAh2B

#ヴィヴィ pic.twitter.com/Pobm25DGOZ

— 「Vivy -Fluorite Eye’s Song-」（ヴィヴィ-フローライトアイズソング-）公式 (@vivy_portal) June 12, 2021

歌えないヴィヴィに、「歌ったら人類は救われるよ」って暗に提示してくるのが、いい。

これ、アーカイブはヴィヴィが抱いてるトラウマも理解してて。

自分の意志で作曲できた（人類に近い行動を取ることができた）ヴィヴィが、過去のトラウマを自分で克服して歌えるかどうか。を見てるのかな？　って考えると、ヴィヴィになんつう重たい課題を課してるの……？？

見てる側からすれば、「そんなの適当に歌っちゃえばいいんだよ！」ってなるけど。
ヴィヴィにとってはずっと大事にしてきたものだから、そう簡単な気持ちで歌えず。

そのかわりに、人類を滅ぼすAI達がヴィヴィの歌を歌うって……、なにこれ。悪夢？？
歌でみんなを幸せにする使命をもったヴィヴィの歌が、歌でみんなを不幸にするって、もうヴィヴィにとっては悪夢だろ……。

で。
そしてここまで散々悪夢を見せられた後の、逆転劇が、これまたすごい。

歌を歌えずに人類を救えなかったヴィヴィが、今度こそ歌でみんなを幸せにするために、過去へいく。

言葉にすると、「そっか。まあ、歌はヴィヴィの使命だからなぁ……」ってなるんですけど。
12話までヴィヴィの旅を見てきた身としては、この「ヴィヴィが歌を歌う」「人類を救う」って、AIの使命以上に大きくて、大事なものに見えてくる。

歌でみんなを幸せにするのは、ヴィヴィの使命なんだけど。
12話から13話に続く「歌でみんなを幸せにする」は、使命っていう機械じみた言葉だけでは片付けられない、重たくて尊い意味が込められてるよなぁ！！！　って思えてくるんですよ。

というわけで、来週はとうとう最終回です！
ヴィヴィの100年の旅に、とうとう終わってしまうのか……。
うわぁ、楽しみすぎる！！

うめさくでした。