2023年夏アニメ第一話マラソン｜ 18：おかしな転生（面白かった度★★★☆☆）

どうも、梅之です。
というわけで、2023年夏アニメ第一話マラソン18回目です。

今回は、おかしな転生の感想です。

なんというか、よく分からないアニメでした。
アニメを見てると、「めっちゃ面白い！」とか「いや、つまらん」とか色々気持ちが揺れ動くんですけど、そういうのがあまりなく。
でも2話目をすすんで視聴したいかといえばそうでもないので、あんまり私向きのアニメではなかった模様。

昨今のアニメの定番ともいえる異世界転生ものなんですが。
結構雑な転生からはじまり。（お菓子が崩れてぶつかって死んだように見えたんだけど、アレで死ぬのか？）
盗賊が攻めてくるかもしれないのに身内に女装させる領主一族の女性って嫌だな……、と思いつつ。

なんというか、全体的に設定が大雑把な印象。
心に残るシーンがなくて、違和感が強い。

スタッフが見せたいシーンを説明なく突っ込んでて、そのせいで全体的な脈絡をなくしてて、物語として（領土がヤバイのに気にかけてない領主一族とか）違和感がダダ漏れでは……？　って感じなんですが、伝わるかな。

で、最後まで見て思ったんですが。

このアニメ、多分世界観の詳細な描写とか世界の情勢とかは全部アクセサリーなんだわ。
どんな状況下でもひたすらお菓子の国を作りたがっている主人公と、その主人公の内面を知らないが故に高評価するキャラクターたちのギャップを楽しむアニメなんだと思う。

ギャップを楽しむって考えると確かに、主人公の思考と他のキャラの思考がずれまくってて、面白いと言えば面白いんですよね。

領土が盗賊に襲われれば食料だってヤバイのにそれをほぼ考えない主人公って、「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」かよ？！　って思ったんですが、まあ、終始そんな感じなわけで。
でもその主人公を「次期領主としてふさわしい」って思ってるのが周囲の大人。
完全に意思の疎通ができてないけど、まあそのギャップを埋めないまま話は進んでいくんじゃないかな。
最初のうちはその危機感のなさと、同じぐらい危機感がない周囲に「えええ……」と引いたんですが、言い換えれば終始主人公はぶれてない。（マジでお菓子の国を作ることしか言ってないからな、この子）

ぶれてないという点においては見やすいかも。
……ただこの主人公を好きになるかは別問題なんだけど。

なんというか、楽しみ方は分かったけど、その方法では自分は楽しめないと分かったアニメでした。