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ミステリー読書感想小説

【ネタバレ有】女王陛下に捧ぐ、王家の宝の在処/市塔承【初読感想】

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面白かったー!!

そうそう、こういう小説が読みたかったんですよ。
煙にまくでもなく。
俺たちの旅はまだはじまったばかりだ! ってするでもなく。
ちゃんと謎があって、読み進めていくうちに謎が解けていって、最後にちゃんと心のなかに残る話!

序盤から中盤にかけての、訳の分からない謎解きパートもよかったし。(個人的には本の中に本が出てくる展開はそこまで嫌いではなかった)
終盤にかけての、主人公が犯した罪もすごかった。

そう、主人公の罪がね……。
あの罪が、私たち読者の現実を侵食していくの、最高じゃないですか。
作中ではノンフィクションとされている物語に描かれている「触れると人体が腐る剣」が、実は一定の条件下で放射線を発するもので、腐るのは放射線の作用だと分かるシーン。
それを読んだときの、このゾクゾクとする感覚……!

この本は、物語なわけです。
物語なので、私はあくまでもこの本は私たちの現実から遠い場所にあると思って、読んでるわけです。
実際に文章もあくまで「遠い世界の話ですよ」って書かれているし、まあ、物語(虚構)なんです。
でも、放射線って言葉がでてきた瞬間に、現実に接続される。
物語のキーとなる水のような石を巡る争いで、主人公が間接的に愛する人を殺してしまい、多くの人を死なせる兵器を作ってしまった悲劇と、私たち側の世界にある原爆がリンクする。
理解はしたくない。
兵器を作る人間の心なんて知りたくもない。
けど、この本はその「もしかして兵器を作る人の心って……」となってしまう一瞬があって、その一瞬の息苦しさとというか、理解できてしまうことの動揺がすごい。

いやいや。
めっちゃ面白かったー!!

この本を書いた作者さんが、20才らしいので。
なんか私、死ぬまでこの作者さんを追いかけ回したいです。はい!

というわけで、「女王陛下に捧ぐ、王家の宝の在処/市塔承」の感想でした。

それでは、次の一冊でまた!

花邑がオススメする、次の一冊!

⇒話が入り組んでいるミステリーが好きなら、この本もおすすめです!

⇒謎と真相がものすごく面白いミステリー!

⇒ミステリーじゃなくてホラーなんですが、私が好きな一冊です。

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