難読書というわけじゃない。
これは本当。
ただ。
この本の面白さは、私には分からないんだよなぁー。
というか、この本の面白さは、言葉にできるものなんだろうか。
言葉にできない面白さがあるんでは……??
味噌会社に勤めている主人公(女性)は、会社をやめてなんか人生が行き詰まっている彼氏との関係に悩んでいて。そんな時に、昔世話になっていた会社の先輩(といってもかなり年上で、ほぼほぼ「仕事してなかった」という印象しかない)が死んだという話を聞いて、という話。
大雑把に言っちゃえば。
大きな事件はないわけで。
こう考えると、私が普段読み慣れている小説が、いかに事件ばっかり起こってるかがわかりますね……。
いや、この本でも人は死んでるんだけど、私が読み慣れてる小説における人の死に方よりも穏やかというか(いや、焼死してる時点で穏やかではないんですが)
これが、純文学?
いや、「純文学?」って言葉で締めくくっていいのかな。
純文学って言葉を、都合よく使ってないか?
なにも起こっていないわけじゃなくて。
人は死んでるし。
主人公は彼氏と別れるし。
なんというか、蓋を開けてみれば、「あ。こういう日常、どこにでも転がってそうなディテール」が詰め込まれた作品なんですわ。
で。
こういう「日常で転がってそうな小説」は、別に他のジャンルでもあるよね。
恋愛小説とか。BLとか。
でもそれらを全部「純文学」というかといえば、そうではなくて。
じゃあ、この本を「純文学」だと思う理由はなんだろう?? という話。
そして私に、この本の面白さを読み解く力がない。
誤解なきようにいうと、面白くないわけじゃなくて。
めっちゃ、ディスってない。
長々とした文章が読みにくいなぁーとは思ったけど、読み終わったし。
事件起こらないなぁーと思ったけど、読み終わったし。
読めない本ではない。私の中では。
ぶっちゃけると、面白い面白くないを感じるセンサーが動く以前の、「……この本、一体どういう感想を書けば?(困惑)」という感じ。
このブログがあるので、感想書いてるけど。
そもそも、この本は感想を求めてない類いの本なんだろうか。(でも、先にnoteの書庫に感想をあげたら、25件の感想があったので、書いてる人は書いてるんだよなぁー)
そして、面白センサーは働かないけど、だったらこの話と同じものを私が書けるのかよ? と考えると、いやムリだろと思うので。
なんか細部まで作り込まれたうえで、日常のどこかにありそうな雰囲気を出してるのがすごい。職人の技。
でも、面白いかどうかは分からない。
分かりやすい面白さが、話の善し悪しを決める基準にはならないって話。
というか、面白さではなくて。
相性の問題??
んー。この本の面白さについては、他の感想をあげてる人にお任せしようと思います。
私には難しい。
(私はドンパチやってたり、怖い話の方が心が揺れ動いて好きなのですが。この話はそういう感情を揺れ動かす類いの話ではなかったけど、なんか書き方が職人だなぁーと感じました)
というわけで、「ソリティアおじさんがいた頃/村司侑」の感想でした。
それでは、次の一冊でまた!
私がオススメする、次の一冊!
⇒なんとなく通じるものがあるよなぁーと思う一冊。
⇒個人的に今まで読んできた本の中で一番「優しいな」と思った本。
⇒こっちの本はソリティアおじさんよりは読みやすかったです。
