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【アニメ 呪術廻戦】第四話の感想(ネタバレあり)|呪術廻戦が本領発揮してしました? え? まだまだですか??

この記事は約6分で読めます。

アニメ 呪術廻戦第四話の感想

≪感想まとめ≫

  • 人を助けるということや、人の死について重すぎる!
  • 第四話にして、呪術廻戦が本気を出してきたんですか……。
  • 第五話が怖い……、怖すぎる……。

というわけで、第四話!!
第三話の最後で「誰か死ぬよー。誰か死んじゃうよー」的なテロップが流れたので、「え? 誰が死ぬの。第四話で? 早くない??」とびくびくしながらの、第四話でした。が!

正直、誰かが死ぬっていう予告よりもひどかった。
だって、誰かが死ぬとかそういうの関係なく、とんでもない話でしたよ……。

なんか、呪術廻戦ってこういう話だったのか。
第四話にして、なんというか、本性? というか、本質が姿を見せてきたというか、呪術廻戦のえげつない部分が見えてきましたね……。

これまでは一応少年誌っぽい雰囲気だったけど、第四話から突き付けられるものがえげつない。

うめさく
うめさく

twitterとかでフォロワーさんが、「呪術廻戦って人に勧められない。人格疑われそう」って言ってるのを読んで、「えー。そうかな? 結構面白いアニメだと思うから、原作も面白いと思うんだけどなぁ」って感じだったんですけど。

なんていうか、第四話でその意味が分かりましたよ。

うめ子
うめ子

え? どんな感じ?

うめさく
うめさく

なんていうか、キャラが抱えている……もっというと、読者と一番近い立場にいる虎杖君が抱えている、当たり前に誰かを気遣ったり大事にしている感情を、世界観が無造作に踏みつけていくような感じっす……。

この感覚が呪術廻戦の真骨頂なのだとしたら、呪術廻戦ってかなりえげつない話なんだよ……。

虎杖君、いい子のはずなのに報われない。

怨霊って怖いんだよ。特級クラスになるとクラスター爆撃でトントンなんだよ、っていう末恐ろしい例え方がされてるけど、呪術廻戦の怖かったりえげつなかったりするところって、人手不足でそんな明らかに恐ろしい相手と戦うことじゃなくて、希望があまりに少ないところなんですよね……。

たとえば、正君とお母さんとか。

うめさく
うめさく

冒頭で正君のお母さんが出てきて、息子の死を予感して涙してるシーンを見ると、見てる側はやっぱり虎杖君みたいに「助けてあげたい!」って思うんだけど。

なのに途中で正君がなぜ少年院に入っているのかを聞かされると、「え。こいつ、別にそのまま放置でもよくない?」って思ってしまう。

そしてそこに伏黒君の、「自分が助けたやつが将来人を殺したらどうする」って言葉がじわじわと効いてくるんですよ……。

伏黒君の言ってること、まあ的を射てると思います。
特級に遭遇したら逃げろって言われてる中で、逃げる時に邪魔になるかもしれない遺体を持っていくなんて無理だし。遺体だし。生きてる人間じゃないし。

お母さんのために持ち歩きたいといっても、それはエゴなわけで。

でも冷たい。
虎杖君の「遺体もないんじゃお母さんがかわいそう」って考え方のほうが共感できる。

でも、そうじゃない。
そんな優しさを、この世界は許してくれない。というか、許容してくれない。

話の終わりのほうになって、伏黒君が虎杖君にいった「自分が助けたやつが将来人を殺したらどうする?」って言葉が、自分に向けられた言葉なのだと分かった時はもう、いやいやそこまでの責任をこの子たちに負わせる必要はないじゃん?! ってなる。

業が深すぎるんだって……。

うめさく
うめさく

しかも虎杖君のほうの「少年院に取り残されている人たちを助けたい」からくる、「将来そいつがまた人を殺したら?」は、あるかもしれない可能性に過ぎないけど。

伏黒君が背負ってるものは、虎杖君が宿儺に乗っ取られたらほぼ確実に起こりうる未来だし。

虎杖君が「正しい死に方」を求めて、将来人を殺すかもしれない誰かを今の時点で助けようとするのを止めたくなるぐらい、重たいものなんだろうなぁ……。

でもそれが呪術廻戦……。正義があれば勝てるわけじゃないし、想いがすべて報われるわけでもない。

むしろ誰かの想いが呪いになって、その呪いが誰かを殺すかもしれない世界観なわけで。
誰かの想い=尊いものっていう考え方自体が成立してなくて、なんかいろんなものがぐちゃぐちゃになってる。

というか、遺体を見つけて持ち出そうとした虎杖君と、それに反対した伏黒君が言い合っている最中に伏黒君の式神がやられて、釘崎さんも行方不明になるんで……。
完全に誰かへの想いのせいで、ピンチに陥ってるんですよね、みんなが。

そして、誰かへの想いでは、呪術廻戦での戦いは生き残れない……。

第三話まではかろうじて「あ。少年誌っぽい」な雰囲気を残していた呪術廻戦なわけですが、第四話からの本領発揮が怖すぎです。しんどいです。
虎杖君がなにをしたっていうんですか、宿儺の指は食べたけど!!

重たい世界観の中でも主人公が報われてればまだ救いはあるけど……、虎杖君が報われる未来ってあるのかな。

というわけで、次は第五話ですね。
予告編見ると伏黒君と宿儺が戦ってたけど、あの特級相手にやばかった伏黒君が宿儺に勝てないだろうし、五条先生が駆けつけるのかな……。次はどんな展開になるのか、怖すぎるんですよ。もう。

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