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【劇場版名探偵コナン ハロウィンの花嫁】過去は今を救えるか?【ネタバレ感想】

この記事は約4分で読めます。

どうも、うめさくです。
というわけで、行って参りました!

劇場版名探偵コナンハロウォンの花嫁!!!!!

いやぁ、とうとう来ちゃいましたね……。
去年の劇場予告からはじまり、PVやもろもろがあって。
「あー。景光たち出てくるよ、銀幕デビューしちゃうよ。どうしよ。めっちゃドキドキするんだけど?!」となっていたわけですが。

2022年4月15日、全国公開しました。

おめでとうございます!!
というわけで、感想です。

※この感想にはネタバレが含まれます。「ネタバレは嫌!」という方は見ないことを推奨します。あと、私が警察学校組(特に諸伏景光)が好きなので、彼に大注目した感想になっています。ご注意ください。

全体的な感想

というわけで。

全部見終わった後の感想は、「すっごい面白かった!」でした。

いや、面白かった。
なにが面白かったんだろう? って自分なりに分解してみたんですが。

たぶん、「物語が複雑そうに見えてすごくシンプル」な点が、見ていて置いてけぼりを食らわずに済んだからかな? と思います。

複雑明快な話が悪いってわけじゃなくて。
コナンっていう映画を私は推理ものっていうよりは、人間ドラマとして見ているところがあるので。
今回の映画は、ぐちゃぐちゃに糸が絡まっているように見えて、ほどいていくと実はまっすぐな一本の糸だった! みたいな展開が、よかった。

犯人(プラーミャ)がいて。
その犯人に家族を殺された人達の組織(ナーダ・ウニチトージティ)がいて。
彼らの争いに警察学校組が巻き込まれた結果、犯人と接触して。
犯人が当時のことを自分の汚点と判断して、警察学校組の面々を殺そうとして。
ナーダ・ウニチトージデイは、犯人の爆弾を解体できた松田さんに接触を図ろうとして。

ざっくり言うと、こういう感じ。

こういう事情があって、だからこの人はこういう行動を取って……というのが、今回の映画はシンプルで分かりやすいんですよね。

これが、すごくいい。
見ていて、「ああ。なるほど!」って納得できるし。
「え? 意味が分からん……」ってならないのは、映画から現実に引き戻されない要素だし。
すごく最高でした。

このシーンを話したい!

過去は今を救えるのか?

今回のハロウィンの花嫁。
私的には、「すでに死亡している警察学校組の面々をいかに違和感なく舞台に登場させるのか?」が、大きなポイントだと思ってまして。

だって。
去年の劇場予告を見たときから気になってたし。
警察学校組の面々はすでに死亡していて、過去の人だから。
現在進行形の事件とどう組み合わせていくんだろう?? と。

正直、変な感じで登場させてくれるなよ、と思っていました。
違和感のある登場の仕方だと、どうしても人気キャラだから出てきたっていう印象が強くなるので、自然な形で出てほしかった。

で。
結果は、……最高でした。

過去からの因縁の糸が警察学校組に絡みついて。
その糸が今も絡め取っていて。
その糸をほどくきっかけは、警察学校組の面々……って言う構図が、いや、最高じゃね??

ただ、「昔にこういう事件があってね……」ではなくて。

過去に事件が起こったときに(もしくは出会っていたときに)、この人がこういう行動を取った結果が、未来である今でいい状況を生み出していく、っていうのが。

まさしく、過去があるからこそ、今のこの状況を打開できる。なんですよ……。

コナン君は過去に萩原さんと出会っていてから、爆弾を止める方法を思いついて。
警察学校組の最後のひとりである降谷さんは、犯人が景光の死を突き止められなかったから生かされ、最終的に反撃の一手を打つことができた。
犯人が誰かを特定する場面でも、過去に景光が犯人を狙撃した時の弾丸が決め手になっていて。

もし、あの時。ひとりでも違う行動を取っていたら??
このハッピーエンドは存在しなかったかもしれない。

死んだ人間はそこから先の未来を生きる事はできないけど、今を生きている人間の手助けをしてくれることがある。
過去が今を救ってくれることがある。
どんなに辛い過去でも、それがあるからこそ紡いでいける未来がある。

人間である限りどうしようもできない過去にスポットを当てつつ、「その過去があるからこそ今があるんだよ」っていう展開が、もう……。

やっぱ、最高だな。うん。

というわけで。
劇場版名探偵コナンハロウィンの花嫁の感想でした。

私はずっと諸伏景光という存在が大好きで。
彼がついに銀幕デビューを果たしてくれただけでも、このハロウィンの花嫁の映画は特別なものなんですが。
なんというか、景光という存在を脇に置いても、すごく好きな映画だと思っています。

ごちそう様でした。最高の作品でした。
ありがとうございます。

うめさくでした。

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