前々から存在は知ってたけど、今回はじめて読む本。
斜線堂有紀先生は「死体埋め部」が大好きな作家さんで、かつ「廃遊園地の殺人」が恐ろしいほどに合わなかったので、私の中ではストライクゾーンにあたるとえげつない作家さんというイメージです。
で、今回の作品。
良くも悪くも、刺さらなかった。
こう、さくさく読めるけど、最後まで読み終わって、「さて、感想文を書くぞー」となると、どこを切り抜いたらいいのか分からない本。
……あれか、私としての共感ポイントがなかったからかなぁ……。
共感ありきで読書しているつもりはないんですが。
こう、感想を書くのが難しい本にぶちあたると、自分は共感の人なのかな? って思いますね。
今回の「星が人を愛すことなかれ」って、アイドル(もしくは一般人からは手が届かない人間達)にまつわる恋愛話だと思うんだけど。
アイドルオタクが、近場にいない。
まず私は、彼氏(ないしは旦那)がドルオタだった経験がないから分からないんですよね……。いや、私もオタクで、旦那もオタクと言えばオタクなんだけど、そこまでのめり込む人じゃないし。
あと、私自身が「自分のお小遣いの範囲でやるんだったらいいんじゃね?」って気持ちなのがよろしくない。
ってなると、あれだ。
私はきっと、作中で語り手(特に冒頭の冬美)を追い詰める「別にいいんじゃね?彼氏がドルオタでも」ってタイプなんですよ。
お小遣いの範囲でやってくれるならよし。
なんというか、「違う世界の人を好きになるようなものじゃない?」という気持ちになるので、多分色々とわかり合えない。
その冒頭の話が、結局最後の短編で回収されて「語り手の冬美ちゃんが嫉妬していたばねるりが冬美ちゃんの旦那さん(彼氏)のことを好きでした」ってオチになるんだけど、読んでいる私の中で遠い世界認定されてる予感。
あと、ファンに手を出すアイドルはいいとしても、二股(作中だと四股ぐらいしてたけど)は人間として駄目だろとか思う人間なので、この本の良さを理解できる土俵が私にはないっぽい。
アイドルっていうより。
人間として駄目ってほうが先に目についてしまう。
(そういえば私が一番苦手な小説って恋愛小説だったので、この小説も恋愛小説みたいなものだし、私の理解が及ばないといえばそういうものなのしれない……。その割にこの間読んだ多類婚姻譚ががっつり心に来たのは、あれは恋愛小説の皮を被った人間同士の関係の話だったからかな?)
と思ったら、この本ってアイドルシリーズの三作目だそうで。
他の作品も読んだら感情移入できるんだろうか。
時間があったら読もうかな。
といいつつ、この「星が人を愛すことなかれ」も読むまでにそれなりの時間がかかったので、シリーズを制覇するのはまだまだ遠そう。
というわけで、「星が人を愛すことなかれ/斜線堂有紀」の感想でした。
それでは、次の一冊でまた!
私がオススメする、次の一冊!
⇒こっちの恋愛小説は結構好きです。
⇒斜線堂有紀さんの本の中で一番好きな作品。
⇒最近読んだ恋愛小説です。
