というわけで、ゾクゾクッとする話を書かせればすごい櫛木さんの新作!
いやぁー、読みやすかった。
この方の本って、どうしてこんなにも読みやすいんだろうか。
読みやすいって言葉が褒め言葉になるかどうかは分からないんだけど、めっちゃ読みやすい。
読んでいてひっかかる部分がないし、分かりやすい。
そして分かりやすいから、どんどん引き込まれていく。
というわけで、あっという間に読了。
で、今回のホラー小説なんですが。
因習+忌み語。
この忌み語って、結局、昔の出来事が原因ってことでいいんだろうか?
作中ではっきりと記載されていなくて、(もしかすると私が読み解けないレベルで記載されてた可能性はあるけど)、ただ漠然ととんでもない呪いが引き継がれている街、フォーエバー。
怖い。
怖いんだけど、めっちゃ怖い系ではなくて、じわじわと怖くなっていく(周りがどんどん理解できない生き物になっていく系)の怖さなんですよね。
そして、めっちゃ理不尽。
結局、何事も解決していない。
引っ越してきた子どもの名前が忌み語だったから呪いが発動するぜ! という、とんでも仕様。
でもいいんだ。呪いって、そんなものだから。
そして感想を書いてるこの時点でよくよく思い出してみると、「あれ? なんか、全く解決してないよな?」って気づく。
ホラー小説って、呪いの拡散エンドはあるし。
バッドエンドじゃね? っていう終わりはそれなりにあると思うけど、この話の終わり方は、骨灰の終わり方に似てるんですよね。
骨灰よりは不条理ではないのが救い、か?(一応街から逃げれば大丈夫的な展開ではあるので)
というかラストで、「この街の呪いは今後も引き継がれていくよ」っていうのが暗に示唆されてるので、ラストの子が大きくなったところにまた呪いが発動するんですよね……。多分。
呪いは続くよどこまでもエンドとも言える。
というわけで、「無音 忌み語を紡ぐ町/櫛木理宇」の感想でした。
それでは、次の一冊でまた!
私がオススメする、次の一冊!
⇒個人的にラストの終わり方が似てるなぁーと思っているホラー小説。ただし、「無音 忌み語を紡ぐ町」より救いがない作品なのでご注意ください。
⇒救いがない話というとこっちも大好きです。ホラー小説です。
⇒櫛木理宇さんの作品の中でお気に入りの一冊。やべぇ女の話。おすすめです。
