色んな恒川光太郎さんの作品を読んでいるけど、今までなんか読んでなかった作品。
特に理由はなくて、読むタイミングがなかったんですよね……。
というわけで、読了。
これ、ホラー小説なんだ……?
私の中で問いかけられる、ホラー小説の定義。
イメージとして、「ぼぎわん」とかそういう、怖いものが出てくるイメージなわけですよ。
でも、この話には怖いものが出てこない。
強いていうなら、人間の思考回路が怖い(弟を売ってしまうお兄ちゃんとか)んだけど、でもそれもどっちかというと、怖さというより「不条理さ」のほうが強い。
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不条理がホラーなのだとしたら、ホラーなんだけど。
物悲しい気持ちにもなって。
この小説における、「救われる」ってなんだろうとも思う。
1話目の主人公は、彼氏を失ってるし。(その彼氏自身はずっと後悔しているし)
2話目の主人公も、友達をなくしているし。
不条理ばかりが溢れかえる世界で、それでも生きていかなくちゃいけない人の感情みたいなものが、詰め込まれた小説なのかな。
そう考えると、この本ってホラー小説なのかな? っていう疑問にまたたどり着いてしまうんですが。
日本のホラー小説は、こういう不条理的な話も受け入れる裾野があると思えばいいのかも。
というわけで、「夜市/恒川光太郎」の感想でした。
それでは、次の一冊でまた!
花邑がオススメする、次の一冊!
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