今年は太宰治イヤーというわけでして。
小栗旬のほうの人間失格も見に行ったし、だったらアニメ版の人間失格も見に行きたいよね!!! となったので、1日に見に行ってきました。
…………放映開始してから3日後なのに、もう小さいスクリーンだし(というか最初から小さい)。
まあアニメってこんなものだと思って視聴。
感想を言うと、「面白いか面白くないかでいうと、面白かったし楽しめたけど。じっくり考察する映画というよりは、展開を楽しむ映画かな」でした。
感想
はい。面白かったです。
SF映画!!!!! でした。
やっぱり映像がかっこよかったし、この世界の終わり感が漂ってて好きだったし、見終わった後も「面白かったー!!」って思う映画でした。
なので、そういう映画なのだと思います。
医療革命によって死を克服した人類が実は死を全然克服していなくて、見せかけの「生」に縛られている(しかもその「生」が狂うと化け物になってしまう)とか。
「ただ生きることが目的になってはいけない」ってメッセージがあるような気もするけど(美子が葉蔵のために命を投げ出したのは、自分が生きるよりも葉蔵が生きるほうがより良い未来につながると信じたからだし。堀木が人間を化け物にしていったのも、ただ生きることへの疑問だったのだろうし)、でもそういうメッセージをひしひしと感じるというよりは、激しいアクションや描写が格好いい映画でした。
そして、専門用語多すぎ。
専門用語が多い=SF映画!! って感じですけど、ふだんSF映画見てないから、専門用語の連発に「おおう……」ってなってました。
映画を見ている間に説明はあるので、意味が分からないまま終わることはないけど、でも「この用語の意味ってなんだろ……? そういう意味なんだろ……?」と考えながら見ていたので、専門用語の多さも考察するよりも展開を楽しむ映画だと感じる理由の一つかも。
原案の「人間失格」とのつながりってあったの?
原案の「人間失格」を読んだことがないので、詳しくはわかりません。
でも「あえて年号が「昭和」になっている」点や、登場人物の昭和レトロなネーミングから考えると、かなりつながりがありそう。
まとめ
- じっくり考察するというよりも、展開を楽しむ映画。
- 専門用語いっぱい!
- 映画の中で説明はあるけど、「この用語はなんだろ?」と考えながら見ていくと面白い。
実は映画を見る前にノベライズのほうも買ってきているので、いまから読みたいと思います。