うめさくです。
というわけで、見てきました。
文豪ストレイドッグス BEAST !!
映画「文豪ストレイドッグス BEAST」
劇場入場者特典が決定!1,2週目特典
朝霧カフカ書き下ろし小説
「文豪ストレイドッグス 太宰を拾った日」1週目配布「Side-A」
2週目配布「Side-B」是非、劇場で手に入れて下さいね。#映画文スト pic.twitter.com/a6oLcOlJbI
— 「映画 文豪ストレイドッグス BEAST」公式 (@bungo_movie) December 20, 2021
ついに、この日が来ましたね……。
小説版のほうは知ってるし、読んでるし。
舞台にでていた役者さん達が演じるので、もう「文ストの黒の時代の舞台は神。みんなに見てほしい」と思ってる私としては、もう私得で楽しみでしかない!
でまあ、見に行ったんですよ。
というわけで、ここからはネタバレ全開の感想です。
ちなみに、他にも色々書きたかったのですが。
書いていくともう、オダサクと太宰さんだけで文字数が2000文字に到達したので、後日、書きたくなったら残りの感想を書こうと思います……。
今まで見てきた実写映画の中で一、二を争う神作!
で。
文豪ストレイドッグス BEASTの、感想ですが。
はい。よかったです。
よかった……、っていう単純な言葉を使っていいのか迷うけど、よかった。
すっごく良かった。
私が今までの人生の中で見てきた実写化映画の中で、一、二を争う良作……、いや、神作?? だった。
役者さんもいいし。
映像化したからこその、異能力の格好よすぎる演出もすごかったし。
舞台ではなく映像にしたからこそできることっていうのを、これでもか!! と詰め込んだ作品でした!
そしてなによりもね……。
もうね。
ストーリーと、それに伴った演出がいいんだ!!
最高だったんだ!!
声を大にして叫びたい。
文豪ストレイドッグス BEASTの映画を作ってくれてありがとう!!!!!
文豪ストレイドッグス BEASTのストーリーって、本当にざっくり要約すると「太宰さんがオダサクが生きて小説を書いている世界を護ろうとする話」なわけで。
ようするに、太宰さんの動機がなにより大事なんだと思ってます。
どうして世界を護ろうとするとか?
太宰さんにとってオダサクとはどんな存在なのか?
そのあたりがはっきりしてないと、太宰さんが色んな人を巻き込んで世界を護ろうとする理由が、薄っぺらく見えてしまうから。
で。
だからこその、差し込まれてるシーンが……、エグいんだよ……。(褒め言葉)
こっちは 文豪ストレイドッグス BEAST を小説で読んでるから、ある程度ストーリーが分かるけど。
そのストーリーに、黒の時代のシーンを差し込んできて(オダサクが死ぬシーンとか、太宰さんがオダサクを引き留められなかったシーンとか。ふたりが談笑してるシーンとか!)。
見てる側を、「ほら。太宰さんにとってオダサクはこれだけ大事な人なんだよ。大事な人なの。分かる?」って、丁寧に追い詰めていくんだよ。
(ちなみに舞台の黒の時代は本当にいい舞台です!!)
で。
ここまで太宰さんに肩入れさせるシーンが続いたなら当然、ふたりの再会は感動的なはず!! と想ったら。
全然そんなことはない。むしろあり得ない!! っていう演出が……、ニクい……!
報われていないけど報われた愛の物語……だと思いたい
文豪ストレイドッグス BEASTでのふたりの関係性は、もうルパンのシーンに集約されてまして。
この容赦のなさが、いいです。
もう、敵でしかない。それ以外の関係性はない。
太宰さんがどれだけオダサクの事を思っていても、それは太宰さんの異質さ(異能力で本編世界の自分の記憶を持つことができた)が理由で、この世界では受け入れられない。
だから、ふたりは、敵。
もうね……、うん。
分かってるんですよ。
太宰さんは文スト本編の自分の記憶を引き継いでるし、ようやくオダサクに会えたしで、めっちゃはしゃいでるんだけど。
オダサクにとっては、太宰さんは最強最悪のポートマフィアのボスでしかなくて、心を開ける相手じゃない。
不発弾も。
堅すぎる豆腐も。
太宰さんにとっては特別でも、オダサクにとってはどうでもいい……とまではいかなくても、理解の範疇にないもの。
だから、ふたりの温度差は当然なんだけど。
でも、終始「ポートマフィアのボス」だった太宰さんが、あのシーンと最後のシーンだけは、いつもの太宰さんで。
それに対応するオダサクの塩対応ならぬ、氷対応にはもう……、うん、分かってる。分かってるんだ、でももう、「そうなるしかないのは分かるけど!! 分かってるんだけど!!!!」ってなってた。
報われるって、なんだろ。
太宰さんにせめて、笑いかけてほしい、なんて思うんだけど、それは絶対にありえなくて。
きっと太宰さんも望んでなくて。
それこそ太宰さんにとっては、「オダサクが生きている」「オダサクが小説を書いている」でもう、報われてるんだろうけど……。
でもそんなの、報われてるって言わんよ……。って、言いたくなる、このどうしようもない気持ち。
このあたりのオダサク役の谷口さんの演技がすごすぎるわ……。
銃撃戦とかでの立ち回りもすごいけど。
シーンひとつひとつでのオダサクの心情が、ひしひしと伝わってくるんだよなぁ。
その遠慮のない太宰さんに対する冷たさがもう、「織田作之助」でした。
黒の時代での絶叫シーンからもう、谷口さんのオダサクには惚れっぱなしなんですが、もう大好きすぎる。
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