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映画/舞台

すずめの戸締まりの感想。ダイジンに想いを馳せたい……。

この記事は約4分で読めます。

というわけで、すずめの戸締まりみてきました。

いやぁ、やっぱ新海監督の映画ってきれいですよね……。
あの東京のなにげない日常から、すずめたちにみえる絶望の光景に変わるシーンとか、残酷だけどきれいで素敵でした。

話も中だるみというか、「あ、いま退屈してるわ」って感じるところがなくて。
こういうのを緩急が上手っていうのか、みてて飽きないっていうのか……、最後まで時計が気にならない映画っていい。
ごちそうさまでした!!

そんな感じで時間が気にならない映画だったんですが、面白かったかというと……、どうなんだろう?

ソウタさんと言い合うすずめちゃんがソウタさんを雑に扱いながら(椅子の片足をつかんだまま)切符を買うシーンとか。
富士山がみれなくて嘆くシーンとか。
思わずくすっと笑ってしまうような、ほんわかするシーンはいっぱいあるんですけど……。
でも「あー!!めっちゃ面白かった」ってならないのは、やっぱダイジンが理由なんだよなぁ。

ダイジン、可哀想すぎないか??

見終わってからずっと、そのことを考えてる。
ダイジンが可哀想。
この話で一番割を食ってるのはダイジンだと思うんだわ。

だって要石としてずっと辛い目にあってきて。
助かったと思ったら「要石にもどれ」っていわれるし。
それを拒絶して要石の役割をソウタさんに押し付けたら、自分を助けた恩人であるすずめちゃんがぶち切れるし。

ダイジンからしたら、踏んだり蹴ったりすぎるやん。

元を正せばすずめちゃんが要石を抜いたのがそもそもの始まりで(本人が知らない不可抗力とはいえ)、ダイジンばかりが割りを食うの、ひどい話だよな……。

要石がないと、日本はとんでもないことになる。
要石になると氷漬けになる。
誰かが要石になるしかない……、それを誰に押し付けるのか?っていう話。
ソウタさんが要石になるのは、あれだけ悲劇的だったのに。
ダイジン達が要石になるのは、悲劇的ではないような印象。
当たり前? 義務? 氷漬けになるのに?
どうしてダイジンばかりが酷い目に遭うのか? ちょっと考えてしまう。
でも誰かがその役目をしなくちゃいけないんだよね……、あの世界では。

ダイジンの目線で考えると、本当に「救いはどこですか?」状態で。
でもあの世界のシステムだと、誰かが犠牲になるしかなくて、その犠牲になったのがダイジンだったんだなって感じで……、いやぁ、見ててモヤモヤするなぁー。

……うん。
ダイジンたちが犠牲になった世界の続きが、すずめちゃんたちが笑ってられるあのエンディングだとしたら。
ダイジンたちの犠牲を知らない他の人達はともかくとして。
せめてすずめちゃん達は、ダイジンに想いを馳せてほしい。感謝してほしいって思うんだけど。
あの話、ダイジンについては終始「要石にもどれ」がデフォルトで、「貴方を犠牲に世界を存続させます」っていう感じがないのが、なんというか切ない。

まあ、終盤のあの時点で要石になる=氷漬けになるって知ってるのは、ダイジンとソウタさんだけで。
残酷な話だと知らないから、「要石に戻れ」って言えるのもあるんだろうけど。

というか、ソウタさんが氷漬けになってるところでドアをあけてすずめちゃんが迎えに来るなら。

同じシーンをダイジンもすずめちゃんでみているかも知れず。
すずめちゃんに救われたのはダイジンも同じで。
でもダイジンはすずめちゃんに救われなかったんだよなぁ……。

誰を救って誰を犠牲にするのかっていう、エゴイズムの話なのかもしれないけど。んー。

エゴイズム。エゴイズムかぁ……。

まあ、私、一度しか見てないし。
今回は途中から「あー……。ダイジン可哀想だ」って気持ちになってみてたので、多分すずめちゃんやおばさんや、登場人物の心情を見逃してる部分もあると思うんですよ。
なので二回目を見たら、違う一面が見れるかもしれない。
本当はダイジン達にも救いがあったのかもしれない、けど。

でもこの状況で、「あー!!二回目も見たいなぁ!!」って思える映画かというと、一回でいいかなとも思ってるわけで。

私の中ではひとまず、すずめの戸締まりの感想はこれにて終了です。
ごちそう様でした。

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