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絶望の先にある希望……があるといいなぁ【GODZILLA プロジェクト・メカゴジラ/大樹 連司】

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劇場版のノベライズというとその劇場版を文章化したものが一般的なんですけど、アニゴジについては劇場版で語られなかったエピソードが小説になっているのが特徴的です。

なんで普通のノベライズを期待していると、「え? なんで?」ってなるけど、この読み続けていくうちにとんでもなく癖になっていく感じはどうしたらいいんだろ……。

個人的に劇場版で書き切れなかったものを別の形で補完するのってアリなの? って思う人間なんですけど、この作品についてはアリだと思う。

 

というか、小説と劇場版の役割がきちんと果たされてるこの作品ってすごすぎます。それだけ書き手の力量が凄いってことなんだろうなぁ。

 

ゴジラに負けた人類の一部が宇宙に逃げて戻ってきてからの戦いが映画、宇宙に逃げるまでの話が小説。アニゴジは劇場版と小説でうまい具合に役割分担が出来ている感じです。

そして小説を読まなくても劇場版は差し支えないけど、小説を読んだほうが絶対に劇場版が面白く感じられる仕様なのがこれまたたまらないです。

特に前作同様、これまでのゴジラ作品を知っている人間が見れば「おおおお」と感動するようなネタが満載だったり、前作から時間が経過した今作ではインタビューに応じている人の中には前作で登場した人の成長した姿があったり。

劇場版で人類が宇宙へ逃げたのは分かっているわけですが、そうするしかない絶望感がひしひしと伝わってきます。

 

で、今回の話でなによりもぐっと来たのがラストです。

ラスト。あれって劇場版の冒頭にも繋がる話で、劇場版の主人公であるハルオがゴジラに対して憎しみを抱くきっかけともなる出来事の後日談的な話になるんですが、あの話だけで物凄く救われます。

状況的には絶対に救われていないし、ほんのひとかけらの希望があるだけなんだけど……。どうしようもない絶望の中だと、その小さな希望さえ大きな光に思えてくるような。

劇場版でもハルオが小さい頃に落としてしまった白い花と同じ花が地球上で咲いているのを見て涙をするシーンがあったけど、それと似たような感じで。あのラストのレポートを5月からはじまる劇場版の第二部でハルオが見つけてくれることを本当に願っています。

 

 

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