トンでも超能力バトル、ここに開幕!!
ってわけで、「バーニング・ダンサー」の続編にあたる今作です。
バーニング・ダンサーが分かりやすく、「あ。これ、続編があるやつだ」って空気だったので、続編が出たのは想定内でした。
想定外だったのは、身内が死んだことだよ……。
え、死ぬんだ?! 身内!! という印象。
結構テンプレっぽくキャラ設定されてたから、死なないと思ってたよ?!(でもよくよく考えてみると、双子の片方が死ぬのはこれはこれでお約束ってやつなんだろうか……?)
バーニング・ダンサーが良くも悪くも、王道エンタメ小説のど真ん中をいくような小説だったので、味方は死なない系の小説だと思っていました。
はい、死にます。
なんかもう、前作の印象を引きずってたから、「実は開幕冒頭から主人公の仲間が殺されてて、その仲間は蘇ってました!」って展開だとは思わなかった。
普通に今回も王道展開でいくと思ってたよ。
ラスト、どんな風になるんだろうと考えていたら、想像外のところからぶん殴られた印象。
前回が王道だったから、今回の変化球はめっちゃ効くなぁ……。
まさか、話がはじまる前に主人公の味方陣営がひとり、死んでるとは思わないもんなぁー。
もしかして前回が王道展開だったのも、振り落とされる読者がいないようにっていう配慮からで、続編にあたる今作からは「振り落とされないよね? 本気出しても良いよね?」って感じで、作者が本領を出してきた??
とくにもかくにも面白かったです。
変化球がすごくて、心臓に悪い。素敵。
こう、「冒頭ですべては終わっていたけど、その延長線上の物語」っていいですよね……。
私が読む物語の中では、もう絶対に取り返しのつかない(ここでいうなら味方陣営の死亡)がすでに発生している現状で、綴られていく物語。
そして恐らくは今回からの登場で、今後主人公と共闘していくことになる中国系マフィア達もいい味を出してるんだわー。
この話の今のところの敵って強すぎるので(真似るのコトダマで色んな能力者の力を奪ってるから、どんな手札を持ってるかが判断できない)、マフィアのひとりが持つ「封じる」のコトダマの有用性がめっちゃ高い。
能力者が現れるたびに、どんどんトンでもバトルになって苦から、今後も楽しみすぎますね!
というわけで、「デッドマンズ・チェア/阿津川辰海」の感想でした。
それでは、次の一冊でまた!
花邑がオススメする、次の一冊!
⇒このページで紹介している作品の第一作目。王道エンタメ小説!
⇒読んでいて度肝を抜かれた小説。ナチュラルに人殺しシーンが入るので、その点は要注意です。
⇒ラストの衝撃を味わうならこれ!

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