≪3行で感想まとめ≫
- 12話からの逆転劇を期待していたけど、この展開かぁ……。
- ナビの存在
- 残った伏線が気になる
Vivy -Fluorite Eye’s Song- 最終話の感想
Vivy -Fluorite Eye’s Song-最終話、見ました!
12話の綺麗なバッドエンド(あれはあれであの絶望的な終わり方いいよね)からの最終話!
どんな展開になるのかな、どんな風になるのかな?! とわくわくしていたわけですが!!
なんというか、わくわくしていた分、色々と肩透かしを食らったというか……。
率直に言うと、最終話までで積み上げきれなかったものを思い出してしまう最終回でした。
もやっとする。
すごく出来が悪い最終回ってわけじゃなかったし。
「良作だった? 不作だった? どっち?」って言われると、いい最終回だったとは思うんですけど。
「最終回でこの展開をいれるなら、こうしてほしかった!」みたいな。
欲求不満が残ってしまったというか、展開を盛り上げるための伏線が足りてない気がする。
その最たるものがナビかな。
ナビっていわば、オフィーリアにとってのアントニオみたいな立ち位置みたいな存在だと思うんですけど。
それにしては、これまで、そんなにヴィヴィに感情を向けてくるシーンってなかった。
ヴィヴィの「心を込めて歌うってどういうこと?」って質問にも、鼻で笑うような感じだったし。
7話でヴィヴィが一時的に消えて、ディーバになってる間も、ビジネスライク的な会話だったし。
なので、正直。
ナビがヴィヴィの心配をするのって、違和感がある。
それだけの伏線を踏んでない(見てる側に伝わっていない)から。
だから最終話でいきなりナビが、ヴィヴィに説教しだした時に感じた第一印象って、「え? ナビってそこまでヴィヴィに肩入れしてたっけ??」に、なるんですよね……。
よく考えれば、この100年間ヴィヴィのそばにいたAIってマツモトをのぞけばナビなんだけど。
ナビの描写って仕事上のドライな同僚で、あそこでヴィヴィの未来を心配して計画をやめさせようとするのに無理があるというか。
アーカイブがヴィヴィの行動を止めるためにナビを利用した? って考えても不自然じゃない。(といいますか、私はあれはナビ自身だと思ってるんだけど、実は本当にアーカイブだった!! なんてオチはないですよね……?? ない、よね??)
ナビがヴィヴィを心配する描写を入れるなら、もっとこう、友人や家族みたいな立ち位置でヴィヴィのことを心配してる会話があったり。
仕事以外でヴィヴィと関わる描写があればよかったのにって、思う。
最終話でナビがヴィヴィを引き留めるシーンは、盛り上がるシーンのひとつなんだろうけど。
正直、その重要なシーンをナビが請け負えるほど、ナビがヴィヴィのことを大切に思っていることが伝わっていたかな? って考えると、伝わりきれてなかった。
なんていうか……、もったいないんだよな……。
12話まで面白かったのに、残念すぎる……。
実は、他にも。
「結局ユウゴさんに未来からのプレゼントを送ったのはアーカイブだったのか」「アーカイブだとしたら、アーカイブ自身が過去を遡れることになるんだけど、どうしてヴィヴィやマツモトを始末しなかったのか?」とか、「今までずっとヴィヴィを野放しにしていたアーカイブが、何故オフィーリアの一件で間接的にヴィヴィに干渉してきたのか?」とか、色々気になる点があるんですけど。
それを全部ひっくるめて、「面白かった!!!」と強引に持って行くのはちょっと難しい。
私は、アニメは伏線がすべて解けないと面白くない! とは思わないんですが。
Vivy-Fluorite Eye’s Song-は、伏線が解けて面白い繊細なアニメだと思うので、この伏線の半端な感じも気になる……。
というわけで、最終話の感想でした。
ここまでお付き合いありがとうございました!
うめさくでした。
≪Vivy-Fluorite Eye’s Song-気になるポイントと結論まとめ≫
- エステラがホテルを落とした理由⇒実は双子AIがいました!
- マツモトの歴史改変がちょっとガバガバな理由(わざと? 本気??)⇒8話でようやく話の中で言及されたけど、理由があるかまでは分からなかった。(もしかすると歴史改変の伏線?)⇒ほらー!! やっぱり、未来が変わってないじゃん!!⇒未来は変わってたけど、厄介な事になってない?(12話)
- ヴィヴィは博物館送りになってないけどいいの?⇒むしろ7話でめっちゃ歌姫になってるけど、マジでいいの?!⇒10話で博物館送りになってるけど、鶏が先か卵が先かみたいになってるのが気になる。
- エリザベスの存在がある以上、AIが人間に危害を加える可能性は今でもあるんでは??(100年後の戦いの構図は、人間VS人間の可能性もある?)⇒つうか、ラスボスがアーカイブでしたよ……。(11話)
- 冴木博士が作ったウィルスと1話の惨劇には関係性があるの?⇒関係なかった!(最終話)
- マツモトの存在にヴィヴィが必要?⇒5話の描写を見る限りでは、絶対に必要というわけではなさそう。でも7話でヴィヴィを意図的に助けてるから、めっちゃ必要なんだよな……??
- マツモトってどうしてヴィヴィのパートナーにしてるの?⇒7話を見て、なんか理由はあるんだろうなって思うけど、理由が分からん。
- マツモト以外に未来からきた何かがいる?⇒9話で話に出てくるし、いるっぽい。⇒いなかった。アーカイブが干渉してたぽいけど、どういう仕組みなのかは不明。(最終話)
- アーカイブが過去に干渉できるなら、どうしてヴィヴィとマツモトを放置してたの?⇒謎。個人的にはAIの可能性を探るためかな? って思うんだけど、謎。(最終話)
- ディーバが10話で作った曲が惨劇の引き金になってるの?⇒なってた!(12話)
- アーカイブって人格あったの?⇒そんな描写あったっけ? でもAI達のネットワークを管理しているという発言は1話であった。(11話)
- 1話の未来と12話の未来は変わってる?⇒変わってる。AIが人類を虐殺する理由が異なってる(12話)
- ユウゴさんに未来からのプレゼントをしたのは、アーカイブ?⇒多分。(最終話)
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