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ジャンル分け待ち

【三田誠/ロード・エルメロイII世の事件簿8 case.冠位決議(上)】

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6巻読み終わった時に次で最終巻と知って、「え?! もう?! もっと読みたいのに!!!」ってなっていたわけでして。

そんなロードエルメロイの事件簿8を読み終わりました。

さすがは最終巻というだけあって、謎はほぼ一つも解決しているような気配がないし(これは下巻でエルメロイ先生が頑張るんだろうなぁ)、ますます事態は混迷していくし、むしろ最後の終わり方で「え?! どうするの!」ってなってるし――……、ここで上巻が終わっているのは一種の拷問かな?? って気持ちにもなります。

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ここから先はネタバレです!

怒涛の展開すぎるだろ……

さすがはロードエルメロイの最終巻(上巻なので後で下巻も出るんですが)!!! というだけあって、展開が怒涛過ぎる。

え、冠位決議って? 迷宮って? というか、ハートレスとフェイカーがスラーに現れてるんだけど大丈夫なの?! 普通にスラー吹き飛ばない?! などなど、目移りする要素がありすぎていっぱいいっぱいです。

その中できらりと輝くエルメロイ先生のお友達メルヴィンや、ケイネスも素敵です。

今回は上巻ということもあって、その謎のほとんどが全然解決されてないんですよね……(なのでフェイカーの宝具を多分ぶち込まれたはずのスラーがどうなっているかも不明)。

これ、下巻で全部解決するんだよね。……大丈夫かな。

ウェイバー・ベルベットとしての迷宮?

迷宮とは自分を見つめ直すもの、という話の流れの中で、エルメロイ先生が「自分のしている事は間違っているのではないか?」と自問自答しているシーンがあるんですけど……、この自問自答がウェイバー・ベルベットでありエルメロイ先生なんだろうな、と思います。

ウェイバーはどうあっても平凡な魔術師で、代を重ねた魔術師のようにはできない。でもだからといって全部を切り捨てて魔術師として生きる事はエルメロイ先生にはできない。

……いや、マジでその葛藤こそが格好いいと思います。

最後の終わり方が怖すぎる

最後のエルメロイ先生の台詞にぞっとしつつ、こんな終わり方で下巻を待つしかないのか!!!! って地団駄してます。

だってさ! エルメロイ先生は聖杯戦争に参加すればまたライダーに会えるかもしれないのに、それを蹴ってまで時計塔に残ることにしたのに、その時計塔に残る理由になったハートレスの陰謀を阻止しなかったらライダーに会えるかもしれない(でも阻止しなかったら大事なものを失うかもしれない)って事態って……、地獄っていうか、最悪っていうか。

読み手としてはここまでエルメロイ先生の心情や信念をぐらつかせる展開はないだろうし、エルメロイ先生がどんな決断を下すのかとても気になるんですが……、本当に最悪ですよね……。

でも読み手としては楽しい(ここ重要)

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